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最近は「ふなっしー」でお馴染みの船橋市、
この市には実に数多くの大規模総合病院が点在しているのだが、
これが意外と知られていない。

また船橋市民でもそれに気づいている人が少ないのが事実。

東日本最大がウリ文句のリハビリ病院を併設している
船橋市立医療センターをはじめ社会保険系列の船橋中央病院や、
最近、新船橋駅近くに移転した、
いわゆる中央医科グループ系列の協友会船橋総合病院(旧・船橋病院)、
これに共立系だとか、
中には警備会社セコムが経営するセコメディック病院といった、
大資本に支えられている病院が、
ここで全部書き出したらキリがナイくらいに存在する。

この他にも大手ではないが、
スポーツ整形外科として全国的に有名になった船橋整形外科もある。

なので船橋市内を緊急走行している救急車をよく見てみると、
近隣の習志野市はじめ鎌ケ谷市や白井市、千葉市、松戸市といった
「そんな遠くから来て患者は大丈夫なのか?」と思うような、
船橋市以外の救急車であることも珍しくない。

そして現在、かつての「公団住宅」の老朽化による立替工事や、
古くからあった工場の閉鎖移転などで出来た広い跡地での、
こうした「有名総合病院」の移転建設が盛んだ。

北習志野駅近くにある「沖縄徳洲会千葉徳洲会病院」が、
来年7月に近くの高根公団駅前に移転することになって、
現在、高根公団駅から徒歩3分くらいのところで、
大規模な建設工事が行われている。

現在の「千葉徳州会病院」は確かに手狭になってきていたので、
移転して病院規模を拡張することは決して悪いことだとは思わない。

ただ、近くの鎌ケ谷市にある木下会鎌ケ谷総合病院(徳州会系列)のように、
デカイ病棟は作ったものの「先生」や「看護師」が不足して、
建物の中がスカスカってコトにならなければいいのだが・・・


まるで「イオン」のような、とにかくデカイ建物を作りたがるのが、
最近の徳州会グループの傾向らしい。

ずいぶんと儲かってんだな・・・と地元民が思うのは、
ごく自然なコトだろう。

徳州会の提灯記事にならないように
気をつけながら書かなければいけないが、
千葉徳州会病院は「夜間診療」なども行っていて、
夜、怪我したとか病気になったとかといった場合、
やってくれる病院として地元では知られている。

実際、ウチの愚息が「交通事故」に遭った際、
夜間診療で大変お世話になった。

こうした村の診療所的地域密着型の
大型総合病院というところが、
徳洲会グループ病院のウリであり特徴らしい。

しかし、こういうところが日本医師会の
エリート層連中から反発を食らう理由でもある。


今年の7月、文藝春秋8月号に、
この徳州会グループである宇和島徳洲会病院の、
「腎移植手術で有名」な万波誠医師が手記を発表した。

「第3の移植」と言われる修復腎移植を先進医療として、
とにかく早く正式認可し医療行為を公式に認めよ!
という内容のもので現場の臨床医師が、
世に対し臓器移植の議論を改めて問うという、
なかなか興味深い手記だった。


翌8月、その第2波として文藝春秋9月号にて、
万波誠医師と運命を共にしている医師グループ、
通称「瀬戸内グループ医師団」が、
後追いにて瀬戸内グループ医師団の名で、
日本移植学会への公開質問状として、
これまた非常に興味深い記事を寄稿した。
患者とその家族の視点に立って考えよ!と・・・

念の為に少しおさらい。
2006年10月に愛媛県宇和島市にある、
宇和島徳洲会病院での臓器売買事件が発覚。

モグリの臓器ブローカーとその内縁の妻が、
借金で苦しむ女性(ドナーとなる人)に対し、
「腎臓を提供すれば借金をチャラにしてやる」
などと持ちかけ内縁の妻の妹と偽り腎臓を提供させ、
提供された側(移植を受ける側)から、
謝礼を受け取ったという事件。

当然のことながら、
この舞台となった宇和島徳洲会病院も、
グルだろう!というコトで家宅捜索が入った。

その際、宇和島徳洲会病院側が、
治療のために摘出した腎臓から病変を除去し、
これを腎不全の患者へ移植する手術を、
行っていたことを公表。

しかもすでに、
これが明らかになるまでの間、
すでに11例の移植手術を行っていたというコトで、
更に大騒動となった。

そして、この手術にあたっていたのが、
この万波誠医師を中心とする瀬戸内グループ医師団だったと。

当初は病院ぐるみの臓器売買事件として報道されていたが、
結局のところ医師団は、
売買事件そのものとは無関係であることが証明されたものの、

「現時点で医学的に妥当ではない」ということで、
保険適用を受けて行われてきた、
この「移植手術」は、
これ以降、保険適用外とされてしまう。

つまり事実上、禁止というコトに・・・

現在は臨床研究として修復移植は一応認められているが、
実際には徳洲会が予算を組んで
修復医療の有効性を証明するための医療行為として、
かろうじて認められているという状況らしい。

もう一つ更に念のために補足説明。

ガンの転移を食い止める為に摘出した腎臓を
透析患者に移植すれば移植した患者がガンにかかる!
したがって移植手術はあくまでも、
脳死患者や親族からの生体移植でなければならない!

というのが修復移植反対の立場を取る、
日本移植学会が真っ先にした主張であった。

この主張に対し、
瀬戸内グループ側はガンの部分を完全除去することで、
その腎臓の再利用が可能になると主張、
そもそも透析患者がガン患者でなければ、
ガンが転移することはナイという論拠から、
こうした手術を行ったと。

仮に発症したとしても、
その確率は通常のガン発症率と変わらないだろうと・・・。

こうした双方の主張であったことも、
加筆しておく。

さて「あれから」その後どうなったのか?

というのが今回、
万波誠医師はじめ瀬戸内グループ医師団による、
これまでの彼らの臨床結果と、
欧米では頻繁に行われている修復腎移植についてのデータや、
現在の欧米での修復腎移植に関する見解などを示した上で、
日本移植学会を中心とした反対派に対して、
起こした論争提起というコトになる。

改めて2013年の今日に話を戻す。

現在、日本国内の透析患者の数は、
30万人を超える状況となっている。

そして2009年でいうと、
2万7729人の透析患者が亡くなった。
この数、自殺者が年間3万人ということだから、
この数に匹敵するほどの数であり、
またこの数は上昇の一途をたどっている。

この先、発表されることとなる2013年の
透析患者の死亡者数の中には、
今年の4月に亡くなった、
当ブログでも取り上げた恩師H先生も、
その数に含まれることになる。

約30万人の透析患者のうち、
腎移植を希望し登録をしている人の数、
約1万3千人。

万波誠医師や瀬戸内グループ医師団の主張によると、
修復腎移植が正式に先進医療として厚労省から認可されれば、
約80~100万円程度で移植手術が受けられるようになり、
さらにこれが保険の適用を受けるようになれば、
もっと患者負担が低くなり手術を受けやすくなるという。

また万波誠医師によると、
これにより年間2千人以上の患者が、
移植手術を受けられるそうなので、
約1万3千人の登録患者が都合4,5年で、
腎移植手術を受けることができることになれば、
これは「第3の移植」として欧米の水準に並ぶと。


そして記事はこう結んでいる(上記参照)。

あくまでも、このままこの先も透析を続けるか、
確かに発ガンのリスクはあれど修復腎移植手術を行って、
苦しい透析生活から開放され、
例えばラーメン屋で当たり前のように、
ラーメンが食べられるような、
ごく当たり前な生活を再び手にする可能性に賭けるかは、
現在、透析に苦しむ「患者自身」が判断すべきものであって、
日本移植学会(医者側の独断)が決めるべきコトでは、
なかろうと・・・

こういう問題提起を瀬戸内グループ医師団側がしてきた。

ようやく、こうした修復腎移植問題が公の場で、
議論されるときがやってきたかと!
こうしたプロ中のプロの医師同士の論争と議論によって、

我々一般人たちは判断・選択する材料を得ることができるのだ。

その上で「移植」の是非や定義なども論じていけばイイ話。

さぁ、正規軍である正統派の日本移植学会を中心とする、
超エリート集団の反対派はこれに対し、
どう反論するのだろう?

これまでの経緯からメンツもあるだろう、
ましてや国内最大の病院グループとはいえ、
地方の民間の一病院に修復腎移植において、
主導権をこの先取られるというのも面白くなかろう。

ならば完膚なきまでに彼らを論破し、
透析患者とそのご家族はじめ全国民に向けて、
「正論」を発信し全国民的議論へと発展させてくれ!
そして、やるからには徹底的に議論し尽くしてくれ。
と期待していたら、

9月17日、
徳洲会グループによる徳田毅 衆議院議員
(徳洲会グループ創始者 徳田虎雄氏の子息)への、
選挙活動で公職選挙法違反というニュースが飛び込んできた。

この事件、要するに昨年12月の衆議院議員選挙において、
徳田毅候補の応援にあたった
徳州会グループの各病院の病院職員が、
日当をもらいながら選挙応援活動をしていたというもの。
これが公職選挙法違反にあたるという話だった。当初は・・・

それにしても、あまりに絶妙なタイミングでの水入りだ。

そのうち、今度は東京都知事の猪瀬直樹が、
徳州会側(徳田毅議員本人から)5000万円だかを
「裸銭」で預かったという、
なんだか昭和の頃の自民党議員のような話まで、
瓢箪から駒とばかりに飛び出してきた。

「猪瀬よお前もか・・・」というカンジの話だが、
このどさくさに紛れて今度は「特定秘密保護法案」が、
国会で可決されようとしている。

これまた絶妙なタイミングだ・・・

どうやら、これが日本医師会はじめ日本移植学会など、
アンチ徳州会側である「正規軍」=(反対派)からの回答らしい・・・



連日「猪瀬叩き」をマスメディアが行っている。
本編の選挙違反の話よりも、
今やこっちのほうが話題の中心だ。

勝ち戦を確信している記者連中は猪瀬潰しに躍起になって、
これでもか、これでもかと面白おかしく上から目線で、
猪瀬に質問を浴びせ倒している。

それをまた多くの民衆は面白がって傍観している。

ただ、こういう光景を見ながら私、潮風太子は思うワケです。

これで、もう「徳州会」と聞いただけで世間はアレルギーを
起こすんだろうなと・・・

したがって、
せっかく万波誠医師はじめ瀬戸内グループ医師団が仕掛けた、
修復腎移植の先進医療化へ向けた議論や討論も、
コレですべてパーになったなと。
これから先、未来永劫・・・

カマして不発か。

即ち、約30万人ともいわれる透析患者と、
その家族にとって、
特に重症患者や移植を望んでいる患者と、
そのご家族にとっては、
ようやく蜘蛛の糸ほどに差しかけた新たな希望の光も、
再び完全に失ってしまったことを意味する。

その心中を察るにいかばかりか。

せっかく「技術」はあるのに、
今は生体移植だけしか選択肢がナイなんて。

患者とその家族にとっては、
また気が遠くなった思いだろう。

そう思うと怒りがこみ上げてくるのだ。

目の前で透析で苦しんでいる人が大勢いる。

それを知らないフリして結果的にその人たちが、
苦しみながら志半ばで大勢死んでいっても、
誰もなんとも思わない。

疑問にすら思わない。

自分らには関係のナイ話だからか?

猪瀬叩きのニュースの画面を見ながら、
今、現在透析で苦しんでいる人たちや、
そのご家族の方々はこう思っているハズだ。

ちゃんと修復腎移植について議論してくれと。

徳州会だろうが何だろうが、
誰だって構わないから、とにかく話を前に進めてくれ!

時間が無ぇんだ!いい加減にしろ!と。

賄賂噺はそんなに面白いかい?と。
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