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今週は当ブログ2月5日号天命待つ影武者の心境ナリの続編を。

5月某日
「潮風クン〇日の午後3時頃ってコッチ(会社)にいるよね?」
と上司から言われる。
一応、スケジュールを確認すると確かにコッチにいる時間。
「はい、また何か?」と言うと、
「今度、社長のトコに行きますんで」と言う。
プレゼンの続きか?


今年の4月、
2月に提出した業務改善提案の件について、
このとき合計で都合3件(三位一体)提案したの改善提案のうち、
結局、1件の半分6分の1の提案が「採用」され、
とりあえず一部採用という形になった。

会社とて失敗したときのリスクのことも考える。
リスクを最小限にすることこそが、
マネジメントというもの。
日本の企業のほとんどは、
ハイリスク、ハイリターンなんて博打は、まず望まない。

まぁこれがサラリーマン社会の現実で、
島耕作や半沢直樹のような逆転サヨナラホームランによる
「完全勝利」なんてことは、
まずナイもの。
まずは外野フライか併殺崩れで手堅く1点。


そんなに全て自分の思うようにはいかない。

自分としては、多分に不満は残るものの、
一介の労働者一人で出来ることなんざ、
たかが知れているのだ。

それでも、
最終的な「会社」からの改善提案を承認してもらった
組合支部長のところまで感謝の御礼に出向き
「おかげさまで少しながらでしたが採用となりました。
お力添え頂きまして、
ありがとうございました」
と礼を言いにいく。

これもまたサラリーマンの仁義。

こういうことは早いうちにキッチリとやっておかなくてはならない。

ところが採用された件に続き、
後を追うように、もう1件の半分(ややこしい書き方だな)、
つまり、また提案したウチの6分の1が追加採用されることになった。

これまた潮風太子的には、もどかしいカンジだったが、
少しづつながら徐々に採用されるということは、
前回の「結果」がそれなりに出ているということかな・・・
と自分に都合のいいように解釈することにした矢先の、
5月某日の話・・・

約束の日、
上司に連れられ会議室へ向かうと、
何やら会社の幹部連中もゾロゾロと集まってくる。

「例の改善提案の件で社長表彰がありますんで、
社長が来る前に表彰式のリハーサルやります」と。

「え!あの程度でも表彰対象になるんですかぃ?」
と聞いてみる。

「まぁ全てとはいきませんでしたけど、
でも会社として改善案を採用させていただいたわけですから」
と言う。


さらに続けて、
「いやね。この件でTさんが、
この改善提案どうなったのか!なんのって、
社長にまで食い下がってねぇ…
とりあえず、すぐ出来るコトとして、
あそこまで頑張って間に合わせた格好なんですよ」と。

「え?」一瞬耳を疑うも、

なるほど!そういうコトだったか!

ようやく全てが理解出来た!

いや、やられた!

実は今回の一件で、
ひとつ疑問に思っていたことがあった。

一体、なぜ組合側が事実上、
執行部役員であるWさんからの提案を、
「盗作」を理由に「拒否」したのか?という例のところだ。

組合の執行役員であるTさんから、
まだ「ゴーストライター」の存在だった頃、
「君が影で操ってWさんを陥れようとしているのは
よくわかりました。ひどいですね」
と珍しくも恐ろしい「敬語」のメールが届いたのが、
件のWさんが「組合の役員みんなが怒っちゃって~」と、
泣きを入れてきた例のときの直後だった。

Tさんとは結構長い付き合いで、
公私ともに何かとお世話になっている関係。

また酒席だけにとどまらず、
お互いスイッチが入ると場所、時間構わず
アイデアや組織論についても、
熱い議論を重ねてきたこれまでの経緯からして、
てっきり理解してもらっていたと思っていただけに、
「そういうことならば、自分一人で会社に提案書を出すべきでは?」
とまで、突き放されたメールが送信されてきた時には、
ショックであったと同時に、Wさん同様に「怒っている」理由がまったく
わからなかった。

このことを
連名で提出しようとしていたYに話すと、
「じゃあオレ直接話してみるよ」と、
真意を聞いて説得にあたってくれるものと思っていたものの、
その翌日、直前になって「オレ降りるわ」と言ってYは逃げた。
TさんはYの出身高校の大先輩にあたる。

・・・そういうことかい・・・と思うしかなかったが、
Yを非難する気にはなれなかった。
よほどキレられたんだろうなと・・・・

このTさんという人物。
若い頃には順調に出世コースに乗っていたものの、
突然、自らドロップアウトし今度は逆に、
アウトロー的キャラクターに変貌したという、
なかなか奥深い人物。

もう昔風の「怖い先輩」の残党みたいな人で、
強面にしてキレやすく、豪傑にして破天荒、
それでいて仕事の実績と実力が抜きに出ているが故か、
イマイチ近寄りがたい存在というか、
ちょっと気難しい部類の人・・・というのが、
最近の若手はじめ、一部の人たちの印象らしい。
やしきたかじんと哀川翔が合わさったような人と書けば分かり易い。

潮風太子の世代だと、こういう「仕事がデキる怖い先輩」って、
慣れっ子なので「地雷」さえ踏まなければ、
むしろ性格に裏表がナイ分、安心して付き合える人。
というカンジなのだが・・・。


「いや、そんなつもりは全然ありませんよ!」と言うも、
まるで聞く耳持たずといった状況。
さすがの潮風太子もこれには参った。
以降、事実上絶縁状態に。

もちろん前回書いたとおり、
毛頭そんなつもりはナイが、
それでも組合執行部の側からみれば、
そう取られても確かに仕方がナイか。

「それならば自分個人として会社に提出すべきでは?」
とまで言われた経緯もあって引くに引けず結局のところ、
自己責任において改善提案書を会社へ、
潮風太子の「単独犯行」として提出した経緯だった。

提出後、一応「組合役員」のYくんと支部長に報告。
「別に組合を敵に回すつもりじゃないんで・・・」と、
この期に及んで女々しい弁解を始めたところ
「いえいえ!組合からの提出を反対したのはTさんだけっすよ」
と、わけのわからないコトを言う。
「は?」と聞き返すと、

「あれから、この件はオレに預けてくれってんでTさんに一任
ということで、組合としては会社から資料提出要請でもあれば、
すぐに出せるように関係資料は揃えておく準備だけは、
してあるってトコなんですよ」と。

意味が全くわからない。

「オレを潰そうってか?」疑心暗鬼に陥る潮風太子。

その後、関係する会社の上層部の人間から、
「ここに書かれているコレは、どういうこと?」やら、
「これをどういうカンジにしたいのかと。。。?」とか、
ちょくちょく聞かれては、その都度自分が持ち合わせている
資料(手帳=企業秘密)を見せたりしながら説明すること数回。

それから、なんの音沙汰もなく1ヶ月以上が過ぎたころ、
提案した件の6分の1が採用されたことを知った。

人の噂も75日とはよく言ったもので、
2ヶ月ちょっともすると、そんな提案を潮風太子がしたことすら、
皆忘れていた。
ましてや、提案したうちの6分の1じゃ気づく者はまぁいない。

そして冒頭の話になる。
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ようやく話の合点がいったというのは、
「表彰式」の際、社長の話を聞いていたとき。

「準備期間の関係もあったりして、潮風さんが提案された件すべて
というワケにはまいりませんでしたが、早急に対処できるところから、
まず採用させていただきました。
この先も様子を見ながら順次、
いただきました案の中からも、
また改めて採用ということもあるかと思いますが、
とりあえず今回、
採用させていただいたということで、
表彰させていただきたいと思います」と。

つまりこういうことだったのだ。

緊急性を要する提案の場合。
1、組合審議にかけるより「個人による改善提案」を会社へ提出。
という方がピンポイントかつ優先的に審議される。

2、個人提出である方が複数人で提出するよりも、
  プレゼン日程などの調整の手間が省け、
  また提案者同士で揉めることもナイ。

3、当社では個人から会社へ提出された懸案の場合、 
  会社での審議が終了すると必ず「組合」へ
  「会社側からのお伺い」という形で、
  組合へ送られ「組合」の承認を受けるという
  システムになっている。

要するに、最短かつ確実に採用される裏ワザがあるということを、
「Tさん」は熟知していたということだ。

実際、会社側の関係各位に対し、
裏で時に優しい口調で、
時に恫喝まがいに(笑)
影からアシストして(煽って)くれていたらしい。

そんなことを全く知らなかった
マヌケなオレ・・・。

まさに敵を欺くには、まず味方から・・・である。

実は2月のYくんとの話つづきに、こういう話があった。

「いやね。こういう場合って今までどうしてたんだろ?
と思って調べてみてビックリしたんですけど、
こういうやり方って実は16年ぶりなんすよ。
ず~っと組合経由でやってたんでね・・・
それで、もう一つ驚いたのが最後に、
こういう方法で会社へ提案したのが、
Tさんだったんですよね、実はその前も(笑)」。

表彰式の直後、早速Tさんの元へメールにて御礼と報告をすると、

「表彰されたのは潮風さんの提案内容が表彰に値する内容
であったということで、私は何もしていません」と。
そして「会社に対しては制度というものを会社にとっても従業員
にとっても価値のあるものにしてほしい、会社としてやるべき事を
やってください」と言っただけです。
となんともクールなオトナの返信。

以降、Tさんとの関係も無事「修復」され、
現在は今まで通りの「穏やか」な関係になったものの、
とてもじゃないが今回の件、
自分の浅はかなオツムが恥ずかしいやら、
情けないやら・・・・

会社からは「額縁」までいただいたものの、
せっかく頂いた表彰状とはいえ、
我が「書斎」に飾ろうって気にどうしてもなれない。

タンスの肥やしがまた一つ増えたか・・・

今週で45歳を迎えた潮風太子、
まだまだ影武者を名乗るには「脇が甘い」ひよっ子であるらしい。

また来週。













































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