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潮風太子の長男はまだ小学3年生なので、
「受験」とは無縁な状況。
しかし潮風太子と同世代、同期の子息たちが、
今年かなりの数、一斉に高校受験をするとのことで、
このところ「その世代」が集うと、
もっぱらその話題でもちきりとなる。

そして先日、
公立高校の前期入試が終了し、
合格者が発表された。
当日の悲喜交々の様子は他人事ながら、
なかなか面白かった。

蚊帳の外の潮風太子は「へぇ~」ってな調子で、
もっぱら聞き役に回るも、
意外(失礼)にも受験に熱心な父親たちの姿に、
ちょいと驚いたと同時、
「おい、受験はもう始まってるぞ」と、
当方へご丁寧に忠告まで頂いた次第(笑)

ということで今週は、
今年の公立高校入試の様子について、
地べたの目線で一筆書いておこうかと・・・

聞けば最近の公立高校入試は「前期」「後期」という、
システムになっていて、
前期でほぼ募集人員が埋まり、
後期で追加募集的に入試を行うシステムなのだという。
昔で言う2次募集に相当するか。
ただ、かなりの数の受験生が、
一度落ちた学校を再度受験するケースが多いとも聞く。

そこで今回、
あるスポーツ推薦での受験というものに着目し観察してみた。

近年、高校野球しかりサッカーしかりバレーボールしかり、
バスケットボールしかり陸上競技しかり柔道しかり・・・
俗に言う強豪校と呼ばれる「公立系」高校は軒並み、
偏差値50以上の「大学進学可能校」ばかりとなり、
いわゆる「バカ学校」というところの「強豪校」というのは、
今や絶滅寸前の状況にあるという。

まぁ勉強ができるからスポーツもデキて当然。
という理屈としては成立するものの、
公立校ならではの八百長ナシの一発勝負の入試だけで、
多くの「優秀な選手」をかき集められるというのも、
なにかヘンといえばヘンな話。

しかも、これらの学校を受験する連中は、
皆、判で押したように「1校」のみの受験で、
私立との併願はしないという。

たいした自信だなと驚いたが、
それもそのハズ。
受験に向けた準備力の差が違う!
のだから…

どうやら、こういうことらしい。

事実上、偏差値という表現が「表向き」撤廃されて以降、
皮肉なことに「内申重視」という傾向が極端に強くなったという。

しかし実はコレが新たな格差社会を生み出している
最大の原因といってもいい気がする。

こんな資料を見せてもらった。

内申書というと我々の世代は「金八先生」のような、
教師や学校の気分次第で書かれているモノという、
ダーティなイメージを持っているものだが、
どうやら今は「中学校側」の推薦なんか、
ほとんど無視状態で教師も基本的には関わらないという、
スタンスとのこと。

つまり自分のことは自分で、
あくまで自力自己責任においてやれと・・・・

上の資料を見ていただければわかるとおり、
もう完全に「ポイント化」されていて、
オートマチック式に「該当者」たちを、
その「枠」にハメ込んでいくと。

そして、
これらの評価対象の項目を数多くクリアしている者から順に、
高評価にランクされるという仕組みらしい。

逆に言うと、
これらの条件を1つもクリアしていなければ、
この「枠」に入ることすらできない。
ということになる。

また、この合格枠に入るためには、
当然のことながら「合格最低点」を取ることが、
絶対条件となるが、
合格最低点近くにさえ持ってこれれば、
この評価ポイントが「加算」され、
更に面接、学校によっては2分間スピーチなどを行い、
得点調整を行うことで、
「学科試験」での点が低い者でも逆転合格という珍現象が、
起きるという。

要するに推薦枠を取れる受験生に極端なまで、
圧倒的に有利な受験システムということになる。

「コレはおかしいだろう?」と言ったところで、
採るのは、あくまで「学校」なワケだから、
「学校」は欲しい生徒を採るというだけのハナシ。
これが「準備力の差」というヤツである。

当たり前ながら当該受験者たちには、
事前に「ヒント」が与えられるのは、
言わずもがな。
さらに皮肉にも「学力」のみの実力で、
合格するような者は当然のことながら、
学力トップレベルの連中だけとなるので、
学校も高い教育レベルが維持できる仕組みが完成する。
そこに「常連校」の金看板がつけば、
まさに鬼に金棒となるワケだ。

しかし、その「欲しい生徒」を獲る為に、
「高校側」も結構、尽力しているものまた事実。

中学3年生の5月頃から「学校説明会」を行い、
再度8月に「学校説明会」と称したセレクションを行い、
夏休み中に「各部」絞込みを済ませる。

学力成績面で問題がなく
「合格圏内」に入ったことを確認すると高校側の主導で、
このような「お墨付き」の手続きを行う手はずを整え、
「選手」が在籍している中学校に「持参」してくるのだという。
tiba1914
結果から言うと、事実上の「内定通知」のようなモノだ。
そこで高校の「顧問」、担任の教師、当該生徒と両親で、
当該生徒の中学校にて5者面談を行い
「最終意思確認」をする段取りとなるらしい。

ということで、もうすでにこの時点で、
「枠」が殆ど埋まってしまう状態。
高校の「部」にしてみても、
いかにして「優秀な選手」を早く確保するかが、
その学校の「部」の存亡、
顧問の雇用の確保、
優秀な生徒の安定確保にまで関わる、
死活問題となるので、
高校側もまた必死なのだ。

先日、こんなニュースが出ていた

あのPL学園ですら「油断」すると、
こんな状況に陥ってしまう。
このニュースも学校関係者たちからすれば、
対岸の火事とは思えないであろうことは、
想像だにかたくない。
だからスカウト活動が熱心になるもの、
当然といえば当然。

またこんな話も聞く。
とある種目の部活という書き方になるのを、
お許しいただくとして、
実際問題、現役中学生が「練習生」として、
「高校」の練習に参加していたり、
それどころか中には「小学生」が、
その高校の部活の「練習」に参加している光景を
みかけるという。
いわゆる囲い込みの類となるのだが・・・

しかし私立高だって手をこまねいてはいない。
これまた私立の中高一貫校などでは、
最近、小学生向けのユースチームを作ったりして、
既に引退したかつての「母校」の名監督を総監督に据え、
「英才教育」と囲い込みを始めるようになってきている。

少子化対策といえば、そう言えなくもないが、
ちょっと穿った見方をすると、
もう「日能研」のような「中学受験」の為の塾へ、
小学3年生くらいから通い「お受験」組になって、
「エリートコース」を歩むことにするか?

あるいはスポーツ推薦などで「進学校」へ行くか?
という2極化したルートに進まないと、
完全に「溢れ組」になってしまい、
スタートする以前からして、
どうしようもないハンデキャップを背負ってしまうという、
今の状況これ如何なものかと・・・・

でも残念ながら、
この高校での経歴が、
そのあとの大学への推薦進学や、
「お金持ち大企業」や「役所」の採用試験にまで、
影響している現実がある。

更に書くと、
偏差値40台中盤から下の高校の惨状は、
悲惨さを極めている。

5教科合計200点未満(1教科平均20点以下)でも、
合格してしまうという現実がそれ。
いくら定員確保優先とはいえ、
ちょっとソレってどうなの?
という高校もまた多くある現実。
ほとんど高校レベルの授業ができない状況という。

ということから、
「強豪校」が「強豪校」として存続し続けるための、
青田買いが更なる青田買いを生んでいる状況。
といったところか。


結論、
子供の頃からして、
その子に如何にカネと手間をかけたかによって、
その子の将来の選択肢の数が決まるということらしい。
「お受験組」として育てるか・・・
「スポーツ特待生組」として育てるか・・・
加えて書道に英検、ソロバンに生徒会までやらせて加点オプションまで、
ダメ押ししておくか…と。

公立高校のレベルですら、
今やこういう状況なのか・・・と改めて実感。

これ即ち、格差社会ナリと。

ただ、この「前期」「後期」の受験システム、
いろいろ問題があるということで、
今年で「廃止」されるというが、
今更「2極化」の加速に歯止めがかかるハズもなく。
はてさて、この先日本の高校教育はどうなることやら・・・


3度のメシよりサッカー大好き少年の我が愚息。
しかしながらヘタクソで万年BチームのヘタレFWでは、
「推薦」をもらうレベルの選手になることなんぞ、
期待できるハズも当然のことながら無く。
ましてや勉強で・・・なんて、さすがに書けない。
さて、どうする?かだ。

高校受験まで、あと6年。

すでに「受験」は始まっているというのか・・・。

帰宅後、愚息の寝顔をみるにつけ、
ホッとするやら心配な気持ちになるやら、
なんか気の毒にも思うやら・・・

でも親の心子知らずとな。

また来週。



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